昨夜(2月5日)は、ようゆう会35に参加くださいましてありがとうございました。
講師の蔵治光一郎先生も大変興味深いお話をいただきまいてありがとうございまいした。
講演テーマは「私たちの“大地”を考える」~森と水の科学~でした。
私たち一般人には縁の遠い「ハゲ山」問題と思っていましたが、
自然の現象を「原因と結果」で科学的にわかりやすく講演いただき、
とても身近な問題を研究されていることを知りました。
お話の中では、なぜ愛知県瀬戸市に研究所があるのか?と疑問を持っていましたが、
「ものづくり愛知」として発展してきた歴史との因果関係が見えてきました。
また、研究当初約90年前のハゲ山があった場所の資料や、
いまや森林となっている場所の昔の写真など貴重な資料を拝見することができました。
今私たちが思う「山には森がある」と当たり前に思っていましたが、
それは先人の努力であり、私たちはその恩恵を受けているのだなと感謝心も芽生えつつ、
しかし、近年に見る自然災害が放置された山林にもあることの指摘もされいて、
「自然と私たちの“うまくいく”関係づくり」とは何か?を考えるきっかけとなりました。
この問題を考える事が何につながるのか?
先生が私たちに投げかけた課題、つまり日本の山林を有効活用できず問題を先送りしてきたことに向き合う時期ではないでしょうか。
この有効活用こそが、ビジネスチャンスであり、「ものづくり愛知」の牽引力となるのでしょう。
世界で戦えるポテンシャルをもった愛知がそこにあると感じました。