夏の暑さもやわらぎ、過ごしやすい気候となりました。今日は、自社の強みを活かすために「イチオシ」を決める時に考えてもらいたいポイントをお伝えします。
まずお聞きします。自社のイチオシはなんですか? 会社によっては、この時期のイチオシはなんですか?となるでしょう。イチオシが頭に浮かびましたら次へすすみましょう。
では、ここでポイントとなってくるのが、なぜその商品・サービスを“イチオシ”にするのかという理由です。
私があるワイン販売員さんのファンになったエピソードです。
カリフォルニアの「CARERA」というワインがあります。1本5000円程です。私はこんな高いワイン買いませんし、興味ありませんでした。しかし、なぜ私にそのワインを勧めたのかを聞きました。
フランスの最高級白ワイン「ロマネコンティ」1本100万円のワインが有名ですが、その作り手の一人が、独立をしてカリフォルニアに同じ苗をもっていき、同じ製法でつくりました。すると、評論家からは大絶賛の声が上がり、「ロマネコンティが1/40の価格で飲める」と評価を得たワインがあります。2013年には2000円台、2014年には3000円台と年々価格が上昇とのこと。このワインを販売する人は、「自分が数あるワインの中から見つけてきたという誇りと、美味しいワインを飲んだ嬉しさを共有したい」という思いから、私に提案しました。けっして高いワインを売りたいだけの考えではなかったということがうかがえます。
次に、“イチオシ”がどう信頼を獲得につながるのかをお話します。
よく居酒屋のコース料理で、3000円、4000円、5000円コースとありますが、3000円コースでお願いしたところ、料理の品数が少なく満足のいくものではなかった、という経験はありませんか?なぜ3000円コースがあるのだろう?と思いました。
“イチオシ”は先にも述べたように、その会社その人の考え方が反映されるものです。“イチオシ”があることで、「この会社この人の言うことは間違いないだろう」というゾーンに入ってくると、信頼を得たことになります。選択肢はあってもよいですが、“イチオシ”は必ずつくりましょう。
もし、イチオシ商品が決まらなかったり、イチオシ商品の売り出し方がわからないといった方は、ご相談下さい。
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